おせち料理には必ずと言っていいほど入っている栗きんとんですがその入っている理由、由来などを解説していきます。
栗金団(くりきんとん)とは
栗きんとんというのは甘く味付けしてある金団(きんとん)と栗を混ぜたものをいいます。
おせち料理には欠かせない一品となっています。
そもそも金団(きんとん)とは?
栗きんとんの栗の意味はわかるけど金団(きんとん)ってなんだろうと思ったことありませんか?
きんとんを簡単に説明するとさつまいも、豆、栗などを煮て裏ごししたものに砂糖を加えて作った餡だと思って頂ければいいでしょう。
きんとん=さつまいも餡のイメージがありますが栗のあんこもあれば、豆から作ってそこに着色をした餡子もあったり様々です。
栗きんとんがおせちに入る意味、由来
栗きんとんがおせちに入る意味、由来は次のとおりの理由があげられます。
・栗は昔から勝ち栗と呼ばれるなど縁起の良い食べ物として言われている。
・栗の色が金色にも見えることから金運上昇などの縁起の良いものとされている。
・金団(きんとん)は字のとおり金色の団子という意味があるとされており見た目から小判、金に見立てることもできるので金運上昇を願ってお正月に食べられる。
地域によって違う?関西は栗きんとんではなく栗のみ?
以前聞いたことがある話ですが地域によって栗きんとんを食べる地域と栗のみを食べる地域があるそうです。
関東は栗きんとん、大阪より西は栗甘露煮とのことで年末のスーパーなどでは売れる商品に差があるとか。
良い栗きんとんの見極め方
おせち料理に入っている具材の中で差がでやすいのが黒豆、栗きんとんと言われているようです。
良い栗きんとんの見極め方はまず栗の産地です。
栗の産地が国産がもっともよく次に韓国、中国の順番と言われているようです。
国産栗の価格は近年高騰しているそうなのでこの国産栗を使った栗きんとんというのはかなり良い栗きんとんといえるでしょう。
さらに金団でいえば豆から作ったきんとんもあるそうですがさつま芋を使ったきんとんが一般的とのことです。ただきんとんでも芋が紫芋だったり、栗の餡を使っている珍しいものもあったりします。
餡が何で作られているかも一緒に確認してもらうといい栗きんとんを見極めることに繋がります。
甘くない栗きんとんもある?
おせち料理は元々が保存食ということもあり味付けが非常に濃いものが多いです。
特に栗きんとんも甘く作られておりそんなに食べれないという方も多いのではないでしょうか?
通販おせちでは中々見極めることができないのですが少し甘さを控えめにしている栗きんとんも一部あるようです。
通販おせちは食べてみないと味付けなどがわかりませんが会社によってはこの辺りもこだわっているところもあるそうです。
おせちに入っている栗きんとんの数は豊富
先程もお伝えしましたがおせち料理によって栗きんとんは差が出やすいと言われています。
味や産地もそうですがバリエーションも豊富です。
例えば、
・渋皮栗の栗きんとん
・紫芋の金団を使用した栗きんとん
など栗の種類、きんとんの種類の組み合わせもたくさんあるのでいろいろ探してみても面白いでしょう。